【こむら返り】について
2021年04月22日
こんにちは!
最近「五省」という旧海軍の士官学校で用いられた五つの訓戒を知り、凄く感銘を受けた前野です。
一、至誠に悖るなかりしか
一、言行に恥づるなかりしか
一、氣力に缺くるなかりしか
一、努力に憾みなかりしか
一、不精に亘るなかりしか
全部自分に言われてる気がします。頑張ります。
本日は【こむら返り】についてお伝えします!
患者さんを治療していて「昨夜足がつった」「今朝【こむら返り】になった」という話をよく聞きます。
中高年から年配の方に多い気がします。
そのときの対処法や治療法、予防やメカニズムについての正しい知識をお伝えします!
まずはその原因を簡単に理解しておきましょう!
つる【こむら返り】の正式な名称は筋痙攣(けいれん)で、自分の意思とは関係無く筋肉が縮み、その状態が維持され疼痛が出現する症状です。
筋肉というものは大まかに筋紡錘(きんぼうすい)の筋部と、腱紡錘(けんぼうすい)の腱部の2つに分ける事ができ、筋部は筋肉の伸び過ぎを、腱部は筋肉の縮み過ぎを調整しています。
筋部が収縮や伸張すると腱部は伸ばされ、筋部が緩むと腱部は縮むようになっています。
これらは互いに相反する作用ではありますが、目的はいずれも筋肉を傷めないためで一致します。
筋肉の過剰な収縮(痙攣)が起こった場合、通常なら腱部が伸ばされるために筋肉は緩む方向に作用されます。
それが何らかの理由によって腱部が作用していないため、いつまで経っても収縮がおさまらず【こむら返り】つった状態となるわけです。
つまり別の方法で腱部の反応を出すことがつった時【こむら返り】になった時の対処法や治療法と言えると考えます。
一番簡単な方法がストレッチで、筋肉を伸ばすことで腱部も完全ではないですが伸ばすことができます。
ゆっくりと伸ばして行きましょう。
またある程度にストレッチした位置で固定し、軽く力を入れる方法も腱部へ刺激を与えることができます。
これは等尺性収縮と呼ばれ、筋腱移行部を伸ばすに適し、予防法としても有効です。例えばふくらはぎがつった場合は、アキレス腱伸ばしの位置から足首で地面を蹴るように力を入れていきます。10%〜30%の力で大丈夫です。この際かかとが浮かないようにしましょう。
この等尺性収縮運動は可動域の拡大や膝痛、五十肩、肉離れの回復期や寝違え治療等にも有効で、僕も臨床でよく活用していてオススメです。
【こむら返り】が起こりやすくなる要因は筋肉量の減少や代謝の低下、血行不良、脱水、ミネラル、筋疲労等であると言われ、睡眠中や起床時に足がつりやすいのは、就寝中の脱水や冷えによる血流低下が理由だと言われています。
僕はスポーツ中によく足がつるという方には、水筒に梅干しを入れてくださいとお伝えしています。
これは専門学生時代にお世話になった学校の先生に教えていただき、僕自身試したことはないのですが、これから汗をかく季節、よく【こむら返り】が起こる方は是非参考にしてください。
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柔道整復師・鍼灸師 宮原洋平 監修